妊娠中の痩身エステは基本NG|妊娠中でも受けられるマッサージは?

妊娠中の痩身エステは基本NG|妊娠中でも受けられるマッサージは?

妊娠中に太ってしまうことは、赤ちゃんの成長とともに仕方ないことといえます。とはいっても、太ってしまうことは女性にとってはとても気になるところです。

案内人 Misako

基本的には禁止されている妊婦の痩身エステですが、妊娠中に受けることのできるマッサージなどはあるのでしょうか。

また、どうしても受けたい方は妊婦専用のマッサージサロンもありますので、施術について相談もよいかもしれないです。

ただ、同時に今は赤ちゃんが育っている時期ですので、赤ちゃんと母体の健康を考える時期でもあります。

妊娠中は痩身エステが基本的にNGの理由

妊娠中は痩身エステが基本的にNGの理由

妊娠中は非常にデリケートな時期となります。約10か月、母親はお腹の中の赤ちゃんの成長とともに時間を過ごします。

案内人 Misako

安定期に入ると流産率はぐっと下がりますが、早産や流産の確率が全くないとは言えません。

その間お腹に負担をかけないことが最も大切といえます。

体制を変えることが難しい

多くの痩身エステは、体勢を変えたり、うつ伏せやあおむけを繰り返してマッサージや機械を使って施術をします。

妊娠中は体勢を変えること自体、赤ちゃんの成長につれて体重が増えることで負担になったり、なかなか大変になってきます。

お腹が大きくなってくることで、うつぶせの格好もすることもできません。

そもそも体勢を変えることができにくい妊婦さんにとって、痩身エステは不向きとなります。

では、お腹の大きくなる前の妊娠初期なら大丈夫なのではないか、と思うかもしれないですが、妊娠初期は赤ちゃん自体が小さすぎてもっと危険な状態といえます。

妊娠5か月以降の安定期になると流産する確率は減りますが、妊娠後期にあたるころになると、今度は早産の心配もあります。

激しい運動と同様に、母体に負担をかけることは良くないので、痩身エステは妊娠中には向いていません。

アロマに妊婦に禁忌のものがある

アロマオイルには、妊娠中には使用してはいけないオイルがあります。子宮を収縮させて赤ちゃんに負担をかけるようなものもあるからです。

子宮にとって良くなくても、他の痩身効果が期待されるようなオイルは、痩身エステに通常に使われていることがあります。

痩身エステという施術は、妊婦用には基本的には作られていませんので、痩せることを目的としているオイルを使用していることも多いのです。

ですから、一般的に良いにおいだと思っていても、妊婦には禁止なものがあります。

また、妊娠中はつわりのひどい人もいます。

つわりのひどさは人によって全く変わりますが、食事がとれなくなるような人は、入院したり通院で点滴をして栄養を補給することもあります。

妊娠していない時期とは全く違い、お米のにおいにすら反応して、気持ち悪くなる人もいます。

何がつわりのきっかけになるかわからないこともありますので、においが強いアロマの匂いに反応して、つわりがひどくなる可能性も考えられます。

つわりがひどい人は向いていない可能性が高いです。

機械をつかったエステは負担がかかる

キャビテーションラジオ波は体内の細胞に訴えかける超音波を使って、脂肪を分解していきます。

また、強いもみほぐしをする機械は体内に圧力がかかり、体内に負担をかけてしまいます。

人間の手とは違って手加減しにくい機械は、危険なばかりでなく、常に一定の圧力をかけて負担になりやすいのです。

長年凝り固まったリンパの流れをよくして、脂肪を分解することを目標としていますが、これらの強さはとても強いものでもあります。

妊娠中でなくても、強い機械をつかうと痛みを感じたり、施術後に炎症がでてしまったり、皮膚のトラブルも考えられます。

妊娠中はホルモンバランスが変わって、肌の刺激へ敏感になったり、シミを作ったり肌荒れを起こしやすい時期です。

通常なら耐えられる施術が、肌の炎症などが起こってトラブルを招きやすいのです。

これらの体や肌に対しての、最初から考えられる負担を避けるために、機械を使った痩身エステはおすすめできないといえます。

妊娠中でも受けられるマッサージは何がある?

妊娠中でも受けられるマッサージは何がある?

妊娠中は、施術による体勢の変化、アロマのにおいに敏感になること、機械を使った体への負担を考えることによって、痩身エステはあまり向いていないといえます。

案内人 Misako

ただ、妊娠中のリラックス効果を目的としたマッサージは体にとってもよいものもあります。

結果的に、痩身につながるような妊娠中も施術することができる、マッサージなどはあるのでしょうか。

ハンドマッサージ

基本的に機械を使うことができない妊婦のマッサージは、ハンドのみのマッサージとなります。

妊娠中というだけで、大手のサロンでも禁止していることもありますが、妊娠中専門のエステもないわけではありません。

身体に負担をかけることが少ない、調整がしやすいハンドのマッサージはすることは可能です。

施術中体勢を変えないで、ゆっくり揉みほぐしをおこなってコリが取れたり、姿勢を整えていくことで骨盤の位置が整い、細くなって見えることが考えられます。

妊娠中は赤ちゃんの分の体重が増えることがきっかけとなったり、食べつわりという言葉あるように、体重が増えてしまう機会が多いです。

そのために余分な位置に脂肪がつきやすく、身体が支えにくくなったことで、筋肉にコリが生まれたりします。

それをうまくほぐしていくことで、細く見えるようになることがあります。

フェイシャル

フェイシャルは、顔のハンドマッサージになります。妊娠中は顔のむくみがひどくなったり、単純に太ってしまったことで、顔回りが大きく見えることがあります。

フェイシャルは、顔のマッサージをしますので、リフトアップ効果が考えられ、顔の頬の位置上がっていくことによって、顔がほっそり見えることがあります。

またマッサージをすることで、顔のむくみが取れ、顔が小さく見えるようになることもあります。

そして、妊娠中はリラックスすることは、とても大切なことです。

イライラしたり、クヨクヨしたり、妊娠中は気持ちの変化も起こりやすい時期です。

フェイシャルでおこなう、スチーマーで顔の毛穴を開いた後ゆっくりクレンジング洗顔をしてもらい、マッサージしてもらう流れはとても気持ち良いものです。

エステから帰るときは、顔の手触りが違っていますし、老廃物が流れたことで、トーンがアップして美白効果も感じられることもあります。

もちろん、普段とは違った環境で、あおむけの体勢での長時間の施術で気分が悪くなるようなら、無理は良くないですので、早めにエスティシャンに伝えていくことが大切です。

フットマッサージ

フットマッサージは、主にひざから下の部分をマッサージしていきます。妊娠中だとエスティシャンに伝えれば、妊娠中でも使うことができるオイルを選んでもらうことができます。

妊娠中はむくみやすいばかりか、急激に増えた体重を支える足が太くなってしまう可能性も高いです。

マッサージをしてむくみを取ることで、足が細く見えたり、実際に大きさも変わってくることになります。

妊娠中はもともと太っている人を除いて、10キロ程度太ってしまうのも、許容範囲内です。

日々増えていく体重は、赤ちゃんが大きくなっている証なのですが、毎日歩行の時は足で支えないといけません。

当時に転倒などはしないで、赤ちゃんを守らないといけないです。マッサージは足自体の疲れも取り、癒しの効果も考えられます。

むくみを防止すると一緒に、自分の疲れた体をいたわる意味でもおすすめのマッサージとなります。