洗顔後、毎日のように行っているスキンケア。ただ、セルフケアではできることに限界があります。
いまいち肌がスッキリとしない、綺麗になるためにもう少し手を加えたい、そんな物足りなさを感じた時に魅力的なのが、専門的なケアが受けられるフェイシャルエステです。
案内人 Misako
中には、エステが原因で肌荒れを起こしてしまう場合もあり、利用の際には慎重にならなければなりません。
目次
フェイシャルエステ後に肌荒れを起こす主な原因
コンディションを整えるために受けるフェイシャルエステですが、さまざまなスキンケアアイテムやフェイシャルマシンを駆使する施術が、必ずしも肌に合うものであるとは限りません。
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また、普段トラブルとは無縁のかたでも、体調が悪かったり肌の状態によっては炎症や湿疹といった不調が出る場合もあります。
フェイシャルエステで使用されたスキンケアアイテムが合わなかった
肌トラブルの原因で多いのが、フェイシャルエステの際に使用されたスキンケアアイテム自体が肌に合わなかったケースです。
使用されているクリームや化粧水、ジェルに配合されている成分には十分に気を遣っていますし、肌に優しいものを利用していることを謳っているお店ばかりですが、万人の肌にマッチするものではありません。
普段使いしているスキンケアアイテムを購入する際にも、やはり負担が少ないとされているもので痒みが出たり、ニキビができやすくなったりと不調を来たしてしまうことがあるでしょう。
こうした経験がある敏感なかたは、エステティシャンに事前に相談をしておくようにしてください。
また、場合によっては香料が強いアイテムを使用しているお店もあり、化粧水や美容液などを顔に塗られることで気分が悪くなってしまうこともあります。
どんなスキンケア用品を使ってケアを行っているのか確認するためにも、本契約前に必ず体験エステを受けて様子見しておきましょう。
乾燥肌のかたが角質除去などの刺激が強い施術を受けた
毛穴汚れを解消し、ワントーン肌を明るく見せられるということで、ピーリングや角質除去といったフェイシャルエステが人気です。
しかし、肌表面を削り古い角質や毛穴に詰まった油分を溶かし出す薬剤の刺激により、スッキリする反面、乾燥をしやすくなるというデメリットがあります。
皮脂は分泌が過剰になるとベタつきや肌トラブルを招く原因になりますし、上手く排出されずに肌に残ってしまうと見た目も悪くなり、角栓となって毛穴が凸凹したりニキビのになる厄介なものです。
ですが、肌の水分と油分を適切に保つためには必要不可欠でもあります。
フェイシャルエステにより余分なものを取り除くだけではなく、この保湿に必要な分まで排除されてしまいやすく、元々乾燥を感じやすいかた、インナードライだったかたが施術後に肌のカサつきを感じやすくなることがあるのです。
こうしたリスクはカウンセリング時に説明を受けますが、乾燥が酷い場合には避けたほうが賢明でしょう。
ターンオーバーが乱れている時にエステを受けた
肌の調子は一定ではありません。ホルモンバランスの乱れや食生活、睡眠の質などによって左右します。
そして、ストレスを受けて調子が悪くなっている状態、ターンオーバーが正常に働いていない状態でフェイシャルエステを受けてしまうと、その刺激がより肌の不調に繋がることもあるのです。
調子の悪さを感じているからこそフェイシャルエステを検討するというかたがほとんどでしょうが、ターンオーバーが乱れている時は、ちょっとした刺激に過敏に反応をしやすくなります。
あまりにもいつもと調子が異なる場合には、フェイシャルエステを受ける前に食事の見直しや睡眠の取りかた、生活習慣を整えることを優先してください。
身体の内側からメンテナンスを行ってからエステに頼っても遅くはありません。
フェイシャルエステ後に肌荒れを起こした際の対処法
フェイシャルエステを受けた後で起こる肌トラブルは、すぐその場で表れるものではありません。
案内人 Misako
ただ、多くの場合は適切な対応をすることで徐々に治まっていきますので、まずは慌てずに処置をしていきましょう。
また、トラブルだと思っていたものが肌の状態が向上するサインである場合もありますので、落ち着いて見極めることも必要です。
刺激の少ないスキンケアアイテムでたっぷり保湿をし様子見する
傷ついてしまった肌は、優しく労わることが大切になります。
いつもと異なる症状が表れたら、自分の肌質に合う使い慣れたスキンケアアイテムでしっかりと保湿をし、肌を休ませるように心がけてください。
また、不必要に肌に手を加えることも厳禁です。
セルフマッサージなどを習慣にしている、パックをするのが楽しみという場合でも、マッサージによる刺激やパックに利用されている成分がさらに肌荒れを悪化させてしまうということもあります。
必要最低限のシンプルケアを徹底して、肌荒れを治すことを第一に考えるケアに集中しましょう。
さらに、メイクをする場合にも、肌荒れをカバーするために厚塗りにならないように配慮が必要です。
メイクの成分もやはり肌の負担になりやすいため、石鹸オフできるような軽いもので済ませることをおすすめします。
好転反応による肌荒れの場合には数日で治まるので慌てない
フェイシャルエステでリンパマッサージなどの老廃物排出のためのケア受けると、一時的に好転反応を示す場合があります。
悪いものが毛穴から体外へと出て行く際に、吹き出ものができたり皮が捲れるといった症状が表れることがあるのです。
ただし、多くの場合にはフェイシャルエステを受けてから3日から5日程度治まりますので、やはり肌に優しいスキンケアを心がけつつ保湿を徹底して様子を見ておきましょう。
また、デトックスを促すために、代謝機能を高められるように軽い運動を心がけて汗を流したり、ゆっくりお風呂に入ること、いつもより多めに水を飲むようにするのもおすすめです。
しかし、数日経っても変化が見られないという場合、他にも普段は見られない肌荒れがある場合には、フェイシャルエステによる悪影響が考えられます。
病院に行くのであれば、エステサロンにも相談をしてから足を運びましょう。
エステサロンに連絡をして提携先の医療機関で処置を受ける
エステサロンは病院ではありませんから、肌荒れに対して治療行為を行うことができません。
そのため、フェイシャルエステの多くが、万が一施術でトラブルが発生した際にすぐに対処ができるように、医療機関と提携をしています。
肌荒れの原因がエステサロンの施術であると認められた場合には、かかった治療費や交通費などを負担してもらうことができますので、治療を受ける場合には必ずエステサロンに連絡をしてください。
この際に、フェイシャルエステを受けた日、エステの内容、施術後の変化などがわかりやすいようにまとめておくと、説明もスムーズに行えます。
治療後は診断書をもらい、しかるべき補償を受けられるように相談をしてください。
もちろん、肌の状態が改善した後もフェイシャルエステを続けるべきではありません。
フェイシャルエステは合う合わないも大きいため、大事な顔を傷つけてしまわないためにも、少しでも状態に異常を感じたら早急に対応をすることが大切です。